2012年05月17日

債権執行【保険の解約返戻金の差押え】

今回は,預金の差押えと同じ事例で,債務者の生命保険の解約返戻金請求権を差し押さえてみましょう晴れ

【事例】 『債権者(自然人)は,債務者(自然人)に対して,「100万円を支払え!」という確定判決(債務名義)を取得したが,債務者は全く支払いをしない。』という場合ひらめき
※第三債務者:生命保険会社
※代理人が申立てるときは,添付書類に委任状を追加して,当事者目録の記載に代理人の表示を追加します。

1必要書類の収集
 ・執行力ある債務名義の正本
 ・債務名義の債務者への送達証明書
 ・第三債務者(生命保険会社)の資格証明書
 
2申立書の作成
 ・第三債務者に対しての陳述催告も,忘れずにします手(グー)
 ・当事者目録
 ・請求債権目録
 ・差押債権目録(←債務者が契約者(解約返戻金の受取人)の保険で,保険証券番号を特定して記載しなければなりませんexclamationただし,23条照会をしたにもかかわらず,第三債務者が回答を拒否した場合は例外の取扱とした判例があります。)

3申立て7取立届の提出は,預金の差押えと同じです決定

なお,6取立ての際には,取立権を有する債権者は,債務者の代わりに解約権を行使して取立てをすることになりますかわいい
posted by テッキー at 14:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 強制執行(初級編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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