そもそも担保は，相手方に不測の損害を与えた場合に保証するためのものなので，「相手方に損害が発生する可能性が全く無い場合」は当然取り戻すことができますし，この場合は簡単な方法である担保取戻許可の方法でも可能です
「相手方に損害が発生する可能性が全く無い場合」の具体例は，コチラをご覧ください
手続は，担保取消よりも簡易なものですが，保全事件の取下げは必要になります
担保取戻許可申立て。※添付書類・・・保全命令申立の取下書+執行不能の証明書類，保全命令の決定正本。
※「担保取戻許可証」で担保を取り戻すので，「供託（または契約）原因消滅証明」の申請は必要ありません。
※印紙も郵券も不要です。（申立人が決定書を郵券で受け取る場合は必要です。）
担保取戻許可決定※相手方に損害が発生する可能性がゼロの場合の手続きなので，相手方になんらの連絡も行きません。
担保取戻許可決定正本の受取り。
担保を取り戻します。⇒晴れて，担保が解消されます
