2012年01月19日

債権執行【取立て】

債務者が第三債務者に対して持っている債権を差押えることができたら,次は,差押えた債権を取り立てますグッド(上向き矢印)
※差押えの効力は,差押命令が第三債務者に送達された時に生じます。
※差押の効力が生じると,第三債務者は,債務者へ弁済することが禁止されます。

かわいい差押命令が債務者に送達された日から1週間を経過すると,差押債権者は取立権を行使できます。(取立権とは,債務者に代わって,債権者が直接第三債務者に請求して支払ってもらう権利ですひらめき

位置情報通常は,差押債権者から第三債務者に連絡をして,支払いやその方法について合意し,銀行振込みなどによって取り立てまするんるん
その際には,第三債務者から,送達通知書(取立権が行使できるかどうかの確認のため。)・振込依頼書&印鑑証明書(本人確認のため。)・委任状(代理人が行使する場合。)などの資料の提出を求められることが多いでしょうメモ

位置情報第三債務者が,差押債権者の取立権行使に応じない場合は,差押債権者は第三債務者を被告として取立訴訟を提起することができます手(パー)
この取立訴訟で原告(差押債権者)の主張が認められた判決が出ると,この判決が債務名義となり,第三債務者の財産を強制執行によって差し押さえることも可能になります決定

このように,取立ができたら,裁判所に「取立届」を提出します手(パー)
差押債権の全額を取立できた場合は,「取立完了届」を提出しますわーい(嬉しい顔)
posted by テッキー at 13:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 強制執行(基礎編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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