例えば以下の条件のみ決まっているとします。
・基本給21万円,管理手当2万円
・週1日は休日(曜日は不定)
この場合に1週間以下の労働をしたとして考えてみましょう。
※()内は実労働時間です。
日→9:00〜21:00(11H)
月→9:00〜22:00(12H)
火→9:30〜23:00(12.5H)
水→8:00〜15:00(6H)
木→9:00〜20:00(10H)
金→8:30〜21:00(11.5H)
土→9:30〜17:00(6.5H)
まず一日の所定労働時間が決まっていないので,労働基準法に基づき一日8時間とします。
次に実労働時間です。
実際に取った休憩時間が分かれば(タイムカードなど)その通り計算すればいいのですが,ここでは毎日1時間の休憩を取っていたと仮定します。
また,週1日の休日を取っていないので,週の最終日である土曜日を法定休日として計算します。
さらに,1週間の労働時間から一日8時間を超える残業を控除した労働時間が週40時間を超える分は,別途時間外労働として計上します。
そうして残業代の種類別に時間外労働時間を算出すると,
日→時間外労働3時間
月→時間外労働4時間
火→時間外労働3.5時間,深夜労働1時間
水→ナシ
木→時間外労働2時間
金→時間外労働3.5時間
土→休日労働6.5時間
これをまとめると,時間外労働16時間,深夜労働1時間,休日労働6.5時間。
また,総労働時間69.5時間―(時間外労働16時間+深夜労働1時間+休日労働6.5時間)=46時間で,週40時間を超える労働は6時間となります。
次回は,この続き(月給を時給に換算するところ)から説明します。