2011年12月26日

年俸制の事例

年俸制を時給に換算するには,「(年俸÷12ヶ月)÷月平均所定労働時間」で計算します。

年俸300万円で月平均所定労働時間が160時間であれば,
(300万円÷12ヶ月)÷160時間=1562.5円,つまり1,563円です。

賞与がない場合は何も考えずにこのような計算でいいのですが,注意すべきは,賞与がある場合の「月額給与(年俸÷12ヶ月)」の考え方です。
例えば年俸を12ヶ月ではなく16で割り,12ヶ月分は毎月払い・4ヶ月分は賞与として支払われている場合。
このような場合でも月額の金額(つまり年俸の1/16)ではなく,年俸の1/12を月額給与として計算しなくてはなりません。

ためしに上記の例を16ヶ月で計算してみると,
300万円÷16ヶ月÷160時間=1171.875円=1,172円

このように,12ヶ月で計算した場合と大きく金額が違ってきますので注意しましょう。
posted by テッキー at 10:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 残業代の計算(中級編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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